ゲームの流れ
『ティアーズ・トゥ・ティアラII 覇王の末裔』には【アドベンチャーパート】と【シミュレーションパート】の2つのパートがあります。
このパートを交互に行い、物語を進行していきます。
エレメントサイクル
本作には前作までと同じく、「エレメントサイクル」と呼ばれる属性周期システムがあります。
これは戦闘中画面右下に表示されており、戦局に大きな影響を与えます。
属性相性相関図
属性
全てのユニットはいずれかの属性を持っており、それぞれ強弱の相関関係になっています。
例えば、炎の属性のユニットは風の属性のユニットに対して強く、風は地に、地は水に、水は炎に対して優位に立つことが出来ます。
また対極に位置する、炎⇔地、風⇔水は、お互いに相性が悪くなります。
他の相関として、聖属性は星属性に、星は闇に、闇は聖に対して優位に立つことが出来ます。
好調期
各属性は一定の周期で好調期を迎え、好調期の属性と同じ属性を持つユニットは、
そのターン中の各パラメータがアップし、好調期の属性の技・魔法のダメージも増加します。
好調期は、ターンの経過によって変わります。
「炎」「風」「地」「水」の4属性(外周)と、「聖」「星」「闇」の3属性(内周)は周期が分かれており、
4属性は4ターンで、3属性は3ターンで好調期が1周します。好調期が変わるタイミングはそのターンの最初です。
チェーンストック
C.Sが1本以上あると、これを利用して特殊な攻撃をする事が出来ます。
熟練度が一定の数値に達すると、C.Sを貯められるゲージが最大4本まで増加します。
チェーン攻撃
C.Sが1つ以上貯まっている場合に、C.Sを消費することによって、追加の攻撃ができるようになります。これを『チェーン攻撃』といいます。 攻撃モーションに合わせて円(チェーン攻撃ガイド)が表示されます。この円が消えるまでに攻撃ボタンを押すとチェーン攻撃は成功となり、次の攻撃に繋がります。
C.Sの分、連続で攻撃することができます。
ブースト魔法
ブースト魔法とは、C.Sを消費することによって、魔法の威力、射程距離、効果範囲といった性能を強化した魔法です。戦闘中にC.Sが1本以上溜まった状態であれば、使用可能です。
(中には、C.Sを複数消費する魔法もあります)
合成
冒険の途中から合成を行う事が出来るようになります。
「ティアーズ・トゥ・ティアラ外伝-アヴァロンの謎-」では武器のみでしたが、本作では、武器、装飾品、スキル書、象車等を強化することができます。
合成するにはそれぞれに必要素材が決められていますので、それらを集める必要があります。
合成出来る物(合成結果)は最初から全て解るわけではなく、物語を進行することにより増えていきます。
象・象車
本作で新しく追加されたもので、主人公達と一緒に冒険をしてくれる仲間です。
象(妖精象)
象自体に乗ることができます。乗った場合の扱いは……
- 移動方法、移動歩数は象準拠。
- HPとMPは象と乗ったユニットの加算になります。
(象側から減っていき、象が0になると象がやられた事になります) - 魔法は象と乗ったユニットの両方が使用可能
象車(クアドリガ)
ステージごとに出撃できるユニット数は限られています。
象車には出撃していないユニットが待機しており、出撃していたユニットが倒されたりする等、出撃数に空きができた場合は待機しているユニットを戦闘中に出すことができます。
また、出撃しているユニットを象車に退避さす事ができ、象車内に退避しているユニットはHPやMPが少しずつ回復します。
状態異常などは瞬時には回復しませんが、混乱などの予期せぬ行動を抑えることができます。
※ただし、象(象車)がやられてしまうと、待機しているユニットも全て倒されたことになるので注意が必要です。
覚醒
ハミル・タルトだけが使える特殊なコマンドです。
敵にダメージを与えたり、味方がダメージを受けると覚醒ゲージが上がって行き、満タンになると覚醒コマンドを使用できます。
覚醒することで、ハミルはメルカルトへ、タルトはタニトに変身し、各ステータスがアップします。
他に自身の属性や使用できる魔法が変化したりもします。
覚醒は2ターンしか保たず、変身が切れると疲労状態(ステータス激減)に陥ります。
またハミルのみ、ある一定の確率で暴走状態になるというデメリットもあります。
暴走状態になると、味方も含め近くにいるキャラに攻撃を仕掛けますので注意が必要です。
メルカルト
「まだまだ足りぬ! もっとだ! もっと殺させよ!! あはははは!」
ハミルの狂戦士形態。
バルカの覇王に継承された技で、膨大な魔力と代償を引き換えに、戦神メルカルトへと変身する。
変身後は肉体だけでなく人格も変容し、自ら戦いを好むようになる。
圧倒的な強さを誇るが、戦うほどにメルカルトはさらなる血と殺戮を渇望し、制御できなくなる危険をはらんでいる。
タニト
「さぁ、一緒に行きましょう。全てを取り戻し、くつがえすために!」
美しくたおやかな女神。
カナン人には豊穣の女神として、そして強大な戦女神として信奉されている。
ハミルに危険が降りかかったときに、タルトがどこからか呼び出してくる。
聡明で気高く、戦いにおいては頼もしい存在。
タルトは姉だと言いはっているが……。
勧誘
カリスのみ使用できる特別なコマンドです。
ある程度ストーリーが進行すると、使用できるようになります。
勧誘できるモンスターは限られており条件もありますが、勧誘に成功した場合、そのステージの間だけ仲間として使用できます。
また、象と同じく乗ることもできます。
(ユニットに乗れるキャラは限られており、乗れるモンスターも限られています)
ただし、敵ターンの開始時に裏切られる場合もありますので、注意が必要となります。
気性の荒いモンスターほど成功しにくくなっており、また裏切り易くなっています。
勧誘を成功させるには、図形内にタイミングよく輪を止める必要があります。
カルコス(機械人形)
仲間モンスター
ストーリーが進行すると、お店で購入することができます。
購入できるのは「猪」「豹」「グリフォン」の3種類です。
勧誘と違い、購入後はずっと仲間として活躍してくれ、裏切ることもありません。
例えば、猪は見た目普通の猪ですが、成長すれば攻撃魔法や回復魔法、さらに補助魔法まで覚えます。アルティオとセットで活躍する事ができます。
(アルティオは勧誘などは出来ませんが、唯一「猪」にだけ乗れます)
移動ルート選択
本作で追加された新規のシステムです。
前作は指定のマスを選択すると自動でルートが選出された為、途中にトラップがあった場合避けることはできませんでしたが、本作ではある程度ルートの選択ができます。
トラップを経由したルート
トラップを回避したルート
巻き戻し
戦闘中、攻撃するユニット等を間違えたりした場合にターンを巻き戻すことができます。
巻き戻しは最大20ターンまで可能です。
また、常時そのステージの1ターン目に戻すこともできます。
注意
- 巻き戻しの巻き戻しはできません。
- 全く同じ行動をした場合、確率は変動しません。
(クリティカルを出したい為に巻き戻しをしても、同じ行動であれば結果は同じです)
難易度選択
前作にもありましたが、仕様が変更しています。
戦闘中の自軍ターンであれば、好きな時に難易度変更ができます。
「HARD」でプレイしていたが、どうしても勝てない敵がいて進めない場合は、そこだけ難易度を下げて通過する…等も可能です。
難易度によってシナリオの進行に変化が出るなどはありませんが、トロフィーには影響します。
ダウンロードコンテンツ
DLCとして配信予定のキャラクターです。ストーリーには絡みませんが、戦闘ユニットとして使用できます。