Reviewed by M☆G☆M+etc... on 2013年8月27日
「英雄伝説 閃の軌跡」、「ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII」、
「新・ロロナのアトリエ はじまりの物語 ~アーランドの錬金術士~」など、
これから秋にかけてPS3向けの国産RPGが続々と発売されます。
そんな中で忘れてはいけないのが「ティアーズ・トゥ・ティアラII 覇王の末裔」!
当ブログでも過去に前作の感想を書きましたが、ついにその続編がこの秋に発売されます。
有難い事に大阪のアクアプラス本社で行われたブロガー向けイベントに
参加できたので、今回の記事では本作に関して色々感想を書いて行きますよー。
↑イベントではまずアクアプラスの下川社長自らが
「ティアーズ・トゥ・ティアラII 覇王の末裔」のプレゼンテーションをしてくれました。
ゲームの細かいところまで解説してくれて、「こんなに教えてくれて良いの!?」と言いたくなるくらい。
ティアーズ・トゥ・ティアラは、ファンタジー世界を舞台にしたRPGです。
2008年7月に発売された前作「ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地」は
PS3初期の発売でありながらもレビューサイトmk.2などで
高く評価され、何気に侮れない作品だったりします。
今回の「ティアーズ・トゥ・ティアラII 覇王の末裔」はそんな前作から
舞台やキャラクターを一新。ナンバリングとして「II」が付いていますが、
前作をプレイしていなくても楽しめるそうです(もちろん前作プレイヤーには
「ニヤリ」とする演出があるものの、ストーリーの根底には関わってこない)。
本作には会話を楽しむ「アドベンチャーパート」と、
ターン制のバトルが楽しめる「シミュレーションパート」が用意されています。
で、今回の体験イベントではシミュレーションパートをプレイしました。
僕は前作をプレイ済みなので分かっていますが、
システムはオーソドックスなターン制で、詰め将棋の要領で楽しめます。
キャラクターを何マス動かすのか考えて敵と密接したり、
攻撃範囲に入ったら攻撃を選択。こんな感じですね。
今作で何気に凄いのが、グラフィック。前作はPS3初期に発売された事もあって
荒削りだったんですが、今回はかなり研究されたようで
PS3ソフトとして恥の無いレベルになっています。
モデリングが前作のリアル等身からSD等身になっているのは
最初少し違和感があったんですが、慣れてくると「ねんどろいど」みたいで可愛いし、
みんな丸みがあってモデリング自体は良く出来ていますね。
背景はアニメ風のキャラクターとは対照的にフォトリアルなタッチなんですが、
これが意外と溶け込んでいます。キャラクター、背景共に良く出来ていて、
下川社長もそこは「この系統のゲームでこのクオリティを実現している
ゲームはいまのところあまりない!」と自信満々でアピールされていましたw
前作に無かった要素の1つとして、象車と言うものがあります。
これは馬車のような役割を果たすもので、複数のユニットが中に入る事が出来るんです。
象車は移動させる事が出来るし、敵の攻撃対象になります(しかも狙われやすい)。
シミュレーション要素が強いゲームをよくやられる方は、
これだけで戦略性が大きく変わってくると思うのではないでしょうか?
そうなんです。他にも象にはレベルの概念、中に入ったユニットのステータス回復など
様々な要素があって、本作の戦闘システムをより奥深くしている気がしました。
① 数ターン前に戻る事が出来る機能を搭載。
② ゲーム中にいつでも難易度を変更する事が可能。
③ 全体マップが見られるようになった。
前作には無かった便利な機能も色々と追加されました。
まず①についてなんですが、なんと20ターンまでなら好きなターンに戻る事が出来るんです!
敵の攻撃を沢山受けてしまって味方が大量に倒れてしまった時に便利な機能ですね。
このゲームでは戦闘クリア後に評価されるんですが、巻き戻してもそちらには影響ないですし、
何回でも使えるので気軽に巻き戻せそうです。ただし元に戻す事は出来ないのでご注意を。
②についてなんですが、本当にゲームをやっている時に変えられるんです。
だから19ターン目まではイージーモードにしても、
20ターン目からはノーマルモードにしたりとかもできます。
これで途中で難易度が変更出来なくて泣く事は無くなるでしょうね。
③については、2Dで表示された簡易マップをメニューからみられるようになったと言う事です。
3Dポリゴンで表現された戦闘画面は確かに綺麗なんですが、
3D故に見にくかったりもするので、そういう時に便利ですね。
個人的にこの手のゲームではストイックなプレイを求めるので、
正直なところこういう救済措置はいらなかったりしますが・・・。
むしろ難易度変更もフリーマップでのレベル上げも出来ないようにして、
積んでしまうような恐ろしいゲームにして欲しい!
しかし、このゲームはこれで良いのかもと思ったりもしています。
というのも「ティアーズ・トゥ・ティアラ」。というかアクアプラスのゲームは
ストーリーが根底にあり、あくまでもストーリーを楽しむのがメインな事が多いから。
そう言うゲームで難易度が高いと、ゲームが邪魔しているように感じてしまいますからね。
この後にも触れますが、本作のアドベンチャーパートは他のゲームよりも長めになっています。
戦闘パートを少しだけしかプレイ出来なかったんですが、気になった事もいくつかありました。
まず、前作と同じく攻撃を選択したら自動で敵キャラクターの所までカーソルが飛んだり、
全キャラクターの行動を終えたら自動で敵のターンに切り替わってくれないのが気になります。
こういうゲームは快適性も重要なので、この辺にも気を配って欲しかった。
あと、前作にもあった攻撃中にタイミング良く○ボタンを押す事で発動する
「チェーン攻撃」は今作にもあるんですが、戦闘スピードを最速にした状態だと
タイミングを合わせるのがめちゃくちゃ難しいのが気になりました。
あれはまず合わせるの無理っしょ!
どんなハードなクイックタイムイベントやねん!!!
※開発者によると、戦闘スピード最速はフリーマップなどで主に使って欲しいとの事。
とは言え、前作からかなりパワーアップしている事は伝わりました。
あとはストーリーが前作のように面白かったら良いのですが、
その辺は流石に最後までプレイしないと分かりませんw
アクアプラスの自信作と言う事で、超えられる可能性は十分にあると思いますが。
↑ちなみにこちらが本作に登場する主人公(ハミル)とヒロインのタルト。
前作でも思いましたが、「ティアーズ・トゥ・ティアラ」の
キャラクターデザインってセンス良いですよねー。女性キャラの比率が
少しは高いのはアクアプラスらしいけど、一昔前よく思い描いていた
王道RPGの雰囲気も感じられて、イラストを見ているだけでワクワクしてきます!
・前作のアニメーションはグラディーションをベースにした作りだったが、今作ではアニメ塗りにした。
・戦闘マップでキャラクターがSDなのは、マップの見やすさ、キャラクターの厚みを考えて判断した。
等身が高いと、離れた視点からだとキャラクターが棒のように見えてしまう恐れもあった。
・高低差はあるものの、ステータスの変化などゲーム性にはあまり関わってこないようにしている。
ただし高い位置にいるキャラクターには遠距離攻撃しか通用しないと言う要素はある。
・前作のキャラクターも少しだけ登場する。
・アクアプラス史上最大の曲数(54曲)を用意。歌曲も多い。
・クリアまでのプレイタイムは早くても50~60時間。前作よりも長い。
・2~3時間ほど遊べるボリュームの体験版を配信予定。
・前作よりも大型モンスターが増加している。
・前作のような2周目はなく、クリア後のやり込み要素を用意している。
・お色気要素は前作よりもやや控えめ。
自宅のリビングで遊んでもそんなに困らないようにしている。
・追加シナリオのダウンロードコンテンツは今のところ考えていない。
・ステージマップは40以上。凄いバリエーションに富んでいる。
・難易度はトロフィーに影響する。
・前作からセーブデータを引き継ぐ要素は存在しない。
・携帯機版の発売は現時点では決まっていない。
・ダウンロードコンテンツで登場するゲストキャラは3作品から登場予定。
・エクストラモードでは音楽試聴、CG鑑賞などが出来る。
・アドベンチャーパートとシミュレーションパートの比率は3:7。
普通のゲームよりもアドベンチャーパートが多く、トータルで20時間はある。
最後にお土産を頂きました!3月に発売された
PSP「ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印」のグッズなど色々です。
PS3「ティアーズ・トゥ・ティアラII 覇王の末裔」は10月24日に発売予定。
数量限定版と通常版が発売になりますが、なんと数量限定版はお値段据え置きだったりします。
それでいて設定資料集とミニサントラCDが付いてきて、追加キャラクタープロダクトコード、
追加武器プロダクトコードまで付いてくるので、これはお買い得ですね!
この記事は ティアーズ・トゥ・ティアラII ブロガーデモンストレーションに参加して掲載されています。本企画への参加および記事掲載に対する金銭の報酬はありませんが、おみやげを受領しています。また記事用に配布された画像素材を用いて作成されています。なお事実誤認の修正ならびにこの文章の掲載以外、メーカー等から記事の内容への関与は一切ありません。
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