Reviewed by ゲームかなー on 2013年8月27日
「ティアーズ・トゥ・ティアラII 覇王の末裔」のブロガーイベントに参加してきましたのでご紹介。今回は質疑応答をレポートします。
公式サイト
ティアーズ・トゥ・ティアラII 覇王の末裔
質疑応答に対応していただいたのは、本作品のプロデューサー下川直哉氏です。
Q:「つよくてニューゲーム」はありますか?
A:今回は1周目でのやり込み要素に力を入れました。おまけステージもあります。
Q:お色気CG等はありますか?
A:ストレートにストーリーを追いかける構成にしていますので控えめです。自宅のリビングで家族の前でプレイしていても驚くようなシーンは無いと思います。
Q:CERO レーティングは?
A:レーティングは「C」です。
Q:DLCについて教えて下さい
A:結構な数のキャラクターがDLCで用意されています。
Q:DLCはキャラクタのみですか?初回特典に武器DLCがありましたが。
A:DLCはキャラクタのみ、シナリオ追加も考えていません。シナリオはかなり書ききった「泣ける」ものですので期待して下さい。「ティアーズ1」を楽しんだ人の期待は裏切りません。
Q:ステージマップ数は?
A:40面以上あります。バリエーションにも富んでいます。
Q:難易度ハードをクリアした時にトロフィーはありますか?
A:あります。このトロフィーは難易度を一度でも変えると取得できません。
Q:フリーマップで難易度を変えてもトロフィーに影響しますか?
A:あくまでもメインストーリーのステージのみが影響します。フリーマップで難易度を変更しても大丈夫です。
Q:巻き戻しはトロフィーに影響しますか?
A:影響しません。なお、本作のゲームバランスは「ティアーズ・トゥ・ティアラ」「ダンジョントラベラーズ1/2」等と同じ人が調整しています。ハードは相当に難しいという認識を持って頂いて結構だと思います。
Q:セーブデータの引き継ぎはありますか?
A:ありません
Q:キャラの見た目は変わりますか?
A:武器だけです
Q:PSVita版はどうでしょうか?
A:当プロジェクトのスタートは2年前になります。現状のマーケットを考慮すると携帯機の需要も理解していますが、現時点では予定していません。当作品の開発段階においてもスマホやPSVitaや3DS等に落とし込めるかどうかの検証はしましたが、解像度等も含めて厳しいという見解です。
Q:追加キャラは何本のアクアプラス作品から登場しますか?
A:3作品です(うたわれるもの含む)
Q:エクストラの内容を教えて下さい
A:音楽モード、CGモード、隠しモード(本編クリア後に登場)。音楽モードには歌曲も収録。
Q:歌曲を別途リリースする予定はありますか?
A:ゲームのサントラ、もしくはアーティストのアルバムに収録されると思います
Q:ダウンロード版には同梱特典の設定資料集やミニサントラCDは付いてこないのですか?
A:当初は予定していたのですが、諸事情により断念しました
Q:アドベンチャーパートとシミュレーションパートの比率は?
A:プレイ時間では「3:7」ぐらいです。他作品に比べるとストーリーの比率が高いと思います。
あと、質疑応答とは別に下川氏からコメントを頂いています。
『ティアーズ・トゥ・ティアラII 覇王の末裔』バトル画面公開&スペシャルインタビュー - ファミ通.com
――本作のジャンルを、シミュレーションRPGではなく、RPGとしている理由をお聞かせください。
下川 シミュレーションと聞くと、それだけで小難しいイメージを抱いてしまう人も多いですから。誰もが楽しめる内容になっていますので、怖がらずに手に取ってほしいですね。以前、メディア向けのインタビューで語っていた「RPG」というジャンルについて下川氏が補足しています。
下川氏:昨今はゲームジャンルが細分化しています。本作の一番強い要素「ファンタジーRPG」という部分を前面に推し出す意味で「RPG」というカテゴリに入れています。ここで「アドベンチャー+シミュレーションRPG」というジャンル付けをしてしまうと、「どういうゲームなのか判らない」可能性もあります。
そして、別作品になりますが11月28日に発売予定のPSVita「ホワイトアルバム2 幸せの向こう側」についても少し質問しました。
『ホワイトアルバム2 幸せの向こう側』がプレイステーション Vitaに登場! - ファミ通.com
PS Vita版は外に持ち出して遊んだりすることも考慮し、携帯ゲーム機ならではの機能が充実しています。電車内などで思わず泣いてしまったりしまわないように“名場面メーカー”を入れたり、ほかの人にゲーム画面を見られるとちょっと恥ずかしいという方のために文字と背景のみでプレイできる“ノベルモード”もご用意しました。ほかに、レスポンスを重視してモーションポートレートを外したりもして、皆さんにご満足いただけるよう、携帯機用のゲームとして特化した仕様になっています。本作が発売されるときには、テレビアニメも放映中ですので、アニメとゲーム両方でお楽しみください。
Q:PS3のADVゲームをPSVitaの4GBカードに落とし込むのは大変だったのでは?
A:PS3版の容量が15GB以上ありますので相当に詰めました。モーションポートレート等を外す事によって本編はそのまま楽しめるように移植しております。
Q:PSVita版の企画はアニメ化と同時ですか?
A:PSVita移植よりかなり前からアニメ化の企画はスタートしています。アニメ放送に合わせて・・・という目標はありました。もともと2DADVと携帯機が相性良い事は判っていました。
という感じで質疑応答は終了。最後は「ホワイトアルバム2」に関する質問にもご回答頂き、本当にありがとうございました。
体験会の短い時間ではありますが「ティアーズ・トゥ・ティアラII」を触った印象は・・・「判りやすくて楽しいSRPG」です。
RPGの続編等でシステムが複雑化して判りにくくなる作品を数多く目にしました。これがシミュレーション系作品ならばその傾向は更に強いでしょう。しかし当作品に関してはシステム面で色々と強化しているにも関わらず、前作よりも「判りやすさ」を追求しようとしている事が伝わってきます。
ゲームプレイ中の「難易度変更可」を喜ぶ方も多いでしょう。レポート中にも何度か触れましたが、アクアプラスRPGのゲームバランスは結構辛めに設定されています。特に難易度ハードは相当に厳しく、過去作品で腕に自信ありのプレイヤーが最初にハードを設定してプレイするも途中で詰んでしまってクリア出来ず・・・という状況もあったとのことです。ハードクリアのトロフィーを狙う人以外は柔軟に難易度を変更して進めた方がゲームをより楽しめるかも知れません。
そして「巻き戻し機能」も同様です。前回の記事で推しまくった「象車」に関しても一旦破壊されてしまうと戦闘中の立て直しは困難になりますし、巻き戻し機能を有効に活用して詰んでしまわないようにゲームを攻略するのも一つの楽しみ方です。
本作は「アドベンチャーパート」も「シミュレーションパート」も均等に柔軟に楽しむ作品だと私は考えています。ハードモードの攻略に血眼になるのも楽しいでしょうし、ストーリーの先を楽しむ事を優先するのも有意義な遊び方です。
本作の「難易度変更」や「巻き戻し」といったアシスト機能は単にゲームを簡単にする要素ではなく、ゲームをより幅広い人に楽しんでもらう為の要素なのでしょう。ゲームジャンルをシンプルな「RPG」とした事からもアクアプラスの強い意気込みを感じる作品なのです。
この記事は ティアーズ・トゥ・ティアラII ブロガーデモンストレーションに参加して掲載されています。本企画への参加および記事掲載に対する金銭の報酬はありませんが、おみやげを受領しています。また記事用に配布された画像素材を用いて作成されています。なお事実誤認の修正ならびにこの文章の掲載以外、メーカー等から記事の内容への関与は一切ありません。
Reviewed by ゲームかなー on 2013年8月27日