Reviewed by PS3 DOMINATER on 2013年8月26日
8月25日、アクアプラスさんにまたもお邪魔させていただき、10月24日に発売される「ティアーズ・トゥ・ティアラ2 覇王の末裔(以下TtT2)」のブロガー先行体験会に参加させてもらいました。参加者からは濃厚かつ様々な質問が飛び交いまだメディアにも掲載されていない情報も掴んできましたのでご期待ください。
まずはじめに管理人はTtTをプレイしたことがないので予備知識が浅いものになっていることを理解してもらいたい。もし記事内で間違いがあったら遠慮なく「ここ違うんじゃないの?」と、どんどんツッコミを入れてほしい
「ティアーズ・トゥ・ティアラ(以下TtT)」というシリーズは2008年7月にPS3向けタイトルとして一作目「TtT 花冠の大地」が発売、後にPSP版も発売されたりアニメ化もされたいわゆるSRPGというジャンルの人気ゲームだ。2009年9月には外伝「TtT外伝 アヴァロンの謎」も発売された。
ゲームタイトルでは"2"の文字があるものの実質シリーズでは3作品目にあたる。物語の舞台は世界観、時系列はTtT1と近いものになるが、大陸が異なり、今作では「ヒスパニア」が舞台となる。主人公を含め、キャラクターも一新され、システム面でも大きく進化しているため、これまでのシリーズをプレイしたことがない人でも楽しめるようになっている。
■ストーリー
失われた女神と覇王の物語
神聖帝国の苛酷な支配に苦しむ、属州ヒスパニア。その片田舎にある村で、ハミルは帝国の労役にかり出される毎日を送っていた。彼はヒスパニア王家の末裔だったが、その家も今は滅び去り、見る影もない。帝国軍の暴虐と、貧しく疲れ切った人々を目の当たりにして、無力感にうちひしがれる彼の前に、ある日、不思議な少女が現れる。
彼女の名はタルト。自らを戦女神だと言い張り、帝国との戦いを呼びかけるタルトを、ハミルは取り合わず、遠ざけてしまう。だが、そのタルトが帝国軍にさらわれたことで、ハミルはヒスパニアの反乱へと巻き込まれていく……。
イベントでは早速、アクアプラスの社長 下川直哉氏より濃密なゲームのプレゼンが行われた。まずは公式サイトなどで公開されているオープニングムービーを拝見させてもらいました。
すでに多くの人が気がついていると思いますが、前作ではグラデーションをベースにした作りのOPでしたが、制作スタジオも変わり、今作では一般アニメのような「アニメ塗り」になっており、より一般の方が見やすいものになっているという。さらにアクアプラスのスタッフがが深く関わっているのが特徴的とのこと。改めて見たけど、ほんとによく動くよく動く!
■前作のリアル等身からデフォルメ化されたキャラクターモデリングの変更
見た目的な大きな違いとして3Dモデリングが前作とは大きく異なる
前作ではほぼリアル等身の3Dモデルだったのに対し
今作ではデフォルメ化された可愛らしいキャラクターたち
その理由としてキャラの可愛さを追求する上でデフォルメ化で可愛さを増そうというのがひとつの理由。ADVパートで2Dの立ち絵と被るので「どちらで話しているのかわかりづらい」「戦闘パートで3Dモデリングなのだから3Dで進めていけばいいじゃないか」という意見もあったようです。しかしアクアプラスとしては絵師のイラストの良さといった魅力を伝えたいということもあり、このような形になったとか。ADVパートの2D絵でキャラクターのイメージを持ってもらって、戦闘パートでは可愛くなったキャラクターを存分に操作してほしい。
また、SRPGというジャンルにおいてマップの戦略的見やすさというのが重要になってくるがリアル等身だとどうしても難しいところがある。よりマップを見やすいようにカメラを引くとキャラが棒のようになってしまうとかもあり、今作ではカメラが引いた状態でも厚みがあり可愛さのわかるデフォルメ化という作りになった。
そういえばこの体験会では聞くの忘れてしまったけど一番気になっているのが初報の時に公開されたスクショのこの人・・・タルトとは服装も髪型も違うようだし、メインヒロインなのかと思ってもいたが未だにキャラクター情報が公開されていないこの人は一体だれなんだろう・・・ハミルの意味深な言葉も気になりますね
■マップ、フィールド画面に関しての変更点
今作ではよりフォトリアル感を追求し、これまでにない綺麗さが取り入れられました。人によってはこのフォトリアルなフィールドでデフォルメ化されたポップなキャラクター達というのは違和感を覚えるかもしれないけど、アクアプラスとしてはこれは意図的にそうしたもの。
開発の意見としてではなく、下川氏個人としては「本作はSRPGというジャンルの"一つの理想形"に近づけたとおもいます。SRPGというマス目型のゲームでこのクオリティを実現しているゲームはいまのところあまりないので、本作では頑張れた方と思っています。」と自信さが伺えた。たしかにフィールドの作りこみであったり、波打ち際の水の表現など高いクオリティを実現しているのがわかる。
また、高低差に関しては"ある"と認識されている方も多くいらっしゃると思います。無いというわけではないですが、一般的なSRPGのような高低差で戦略が大きく変わっているかといえばそういうわけではない。アクアプラスの作品としてはシンプルなSRPGをベースにしたいので、ステージの見た目的に高低差を織り交ぜつつ、なるべシンプルというのを目指したようだ。
なので高低差による複雑化というのものはしていなく、高低差によるステージパラメータの変化などもない。ただ、高い位置にいる敵に対して攻撃するには遠距離タイプの武器や魔法での攻撃しかできないようになっている。そういったところでちょっとした戦略性の面白さはあります。とのことだ。
■戦略のキモになる!?新要素の「象車(ぞうぐるま)」
いわゆる馬車や戦艦の役目的要素で中にはユニットがたくさん詰め込めます。戦闘において象のポジションというのは非常に重要になってきます。象に格納しておけば状態異常だったりHP、MPといったパラメータの回復も出来ます。途中でキャラクターを入れ替えることも可能です。気をつけないといけないのが象車が死ぬと格納されてるユニットも戦闘不能になります。
敵の攻撃優先順位として象車を狙ってきますので前線に行きすぎても的になってやられてしまいますし、離れすぎていてもユニットを出しても前線に行くまで時間がかかってしまいます。そういった部分で今作では「象車」という新しい戦略的要素を追加しました。
■前作までにはなかった新要素はまだまだある!!
この他にもまだまだ前作にない新要素というのは多々あり、戦闘パートにおいて前作にはなかった戦闘要素があります。詳しくはまだお答えできる段階ではないので公開を楽しみにしていてください!
■前作とのつながりに関して
例としてあげれば「WHITE ALBUM」と「WHITE ALBUM2」のような関係性でストーリー的なつながりというのはなく、前作やっていない方でも十分に楽しめます。前作をプレイした人はちょっとニヤっと楽しめる部分はかなり増えるけど基本的には完全オリジナルのストーリー、キャラクターで物語は進行していきます。
ただ、前作をプレイした人が楽しめないというのもあれなので前作のキャラクターたちもちょっとだけ出ます。
とポロリ?もあった
■RPG系ゲームで最大の曲数!さらに初公開のアーティスト情報も
本作はアクアプラスのRPG系ゲームの中で最大の曲数。曲データ数は54曲。膨大な曲データはさることながら歌曲に関してもかなり多く、ここで初公開となったアーティスト3人・・・フィックスレコードで抱えている「上原れな」、「Suara」、「津田朱里」さん達3人のボーカルがひとつの作品で歌うタイトルは本作が初になる
前作よりボリュームが伸びているため曲数も膨大な量に!プレイ時間も前作より若干伸びているとのことで、早い人でもクリアまで50~60時間くらいになる。また、強くてニューゲーム的な引き継ぎはありませんが、クリア後のやりこみ要素的なおまけも!
■セーブデータ引き継ぎ可能の体験版リリースも決定
本作の序盤を楽しむことができる体験版の配信も発表されました。明確な配信日はまだ開かせないとのことですが発売日前に配信するようです。ダントラのことを考えると発売一週間前とかかな?体験版は製品版にセーブデータを引き継ぐこともできます。遊べる時間は大体2~3時間程度とのこと
この記事は ティアーズ・トゥ・ティアラII ブロガーデモンストレーションに参加して掲載されています。本企画への参加および記事掲載に対する金銭の報酬はありませんが、おみやげを受領しています。また記事用に配布された画像素材を用いて作成されています。なお事実誤認の修正ならびにこの文章の掲載以外、メーカー等から記事の内容への関与は一切ありません。
Reviewed by PS3 DOMINATER on 2013年8月26日