『ティアーズ・トゥ・ティアラII 覇王の末裔』ブロガー先行体験会。実際にプレイしてみた感想。安定の王道SRPG+充実のADV、象さん好きにもおすすめ

Reviewed by 箱一おいしいお on 2013年8月28日

2013年10月24発売、PS3ソフト『ティアーズ・トゥ・ティアラII 覇王の末裔』 ブロガー先行体験会に参加してきました。

■前作とここら辺が違うよ

1時間程度? ゲームの説明をしていただきましたので、その中から特に新情報、気になった所などを書いていきたいと思います。(全ては書ききってません。すみません/他の方のブログも参考にどうぞ…)

ティアーズ・トゥ・ティアラII 覇王の末裔 それと、基本的な情報は公式サイト↑↑↑の方からどうぞ。

本作はADV(アドベンチャー/シナリオ・ストーリー・キャラクター演出)パート部分が魅力な、ゲームの核としてはSRPG(シミュレーションRPG)になります。
(※メーカー的にはジャンルはRPGとしています)

こちら側(味方)の駒を全て動かしたら、次は向こう側(敵)のターンになるというSRPGとしては比較的オーソドックスな作り。4属性+3属性のいわゆる3すくみ的な要素(魔法)、そしてそれがターン毎に好調時期が変わるというのが本シリーズの特徴になります。

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・前作と違って、今回のオープニングアニメはアニメ塗りにシフトしてて、より一般の方たちが見やすい形のアニメにしてある。(アニメーションムービーはオープニングのみ)

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・「3Dキャラで等身下げたのは、うちとしては絵師の良さをアピールしてる部分が強いメーカーなので、2D絵でイメージを持ってもらって、3Dのゲーム部分であるキャラクターに関しては(デフォルメで)可愛らしさと、あと最も重要視されたのが、MAPの見やすさですね。

 SRPGって結構、戦略的な見やすさがいるんですが、等身が高いのに見渡せる範囲を広げてしまうと、キャラクターが棒のようになって、細くなってしまう。全体的に引いた時にもキャラクターに厚みがあるように見せる為、というのが今回の特徴になってます」

巷では賛否両論ある…らしい今作の3Dデフォルメキャラですが、こうして実際に動いているものを見せてもらうと、個人的には「え、普通にいいんじゃないの?」と思うんですが、どうでしょう。ま、前作までの等身表示に特に思い入れ無いから、そう言えるのかもしれませんが…。

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・「今回、高低差はあると認識されていますが、無いというわけではないんですが、皆さんが思われている高低差による戦略が大幅に上がったかという部分に関しては無いです。

 複雑性が上がってしまうので、うちは基本的にアクアプラスのシミュレーションとしてはシンプルなものをベースにしておきたい、というのがあるので、ステージの見た目的には高低差を織り交ぜつつも、なるべくシンプルにという事で、高低差によるゲームの複雑化はしておりません」

例えば、上から殴ったときにだけ当たりやすいとか攻撃力が上がるだとかの、高低差によるパラメーターは無いようです。
但し、高い所にいるキャラへの物理攻撃が届かない(攻撃出来ない)とかはあるようです。

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・今作の特徴である象および象車ですが、優先順位として象は敵に狙われやすいようです。

■象
象自体に乗ることができます。
乗った場合の扱いは、
・移動方法、移動歩数は象基準
・HPとMPは象と乗ったユニットの加算
(象側から減っていき、象が0になると象がやられた事になる)
・魔法は象と乗ったユニットの両方が使用可能
※象に乗ることができるユニットは限られています

■象車
象車には出撃していないユニットが待機。
出撃していたユニットが倒された等、出撃数に空きができた場合は待機ユニットを戦闘中に出す事が可能

出撃ユニットを象車に退避させる事ができる。
象車内に退避中のユニットはHPやMPが少しずつ回復
状態異常などは瞬時には回復しないが、混乱などの予期せぬ行動を抑えることができる

※但し、象(象車)がやられてしまうと、待機しているユニットも全て倒されたことになるので注意


・戦闘部分ですが、まだ情報公開していない部分で新要素2,3はあるみたいです。

・「2となっていますが、基本的には新ストーリー・新規タイトル思っていただければ。

 前作を知っていれば楽しめる部分はあるであろうが、2からやっていただいても、1は何も知らなくても100%楽しむ事は可能です」との事。

・1のキャラもちょっと出ます。旅の人とか商人がどうこう言ってたような気がする

54曲、歌曲もあり。上原れな・津田朱里・Suara、この3人が始めて一つのゲームの中で歌う事になったタイトル。うちの中で3人のボーカルが混ざるのは初めて。

・「ゲームプレイ時間は少し増えている。総プレイ時間で言うと、早い人でも50時間位はかかる?

 おまけはあります。クリアした後も楽しんでいただけるような仕組み作りというのは考えています」

・時期はまだ不明ですが、体験版配信の予定あり。
製品版への(体験版の)セーブデータ引き継ぎ可能のようです。

約2,3時間くらい遊べるものを提供予定。

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・ハミルはゲージが溜まると変身できます。
覚醒モードとなりますが、一定の確率で暴走状態になるとの事。

説明時に変身した時は、近くにいた仲間キャラをぶった斬ってましたw

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・ゲーム中にいつでも難易度変更が可能
難易度変更しても戦闘・総合評価に影響はしないようです。

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ターン巻き戻し機能があり、最大20ターンまで巻き戻しが可能。
これも戦闘評価には影響しないようです。

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大型モンスター、大型の敵が結構増えている。
クラーケンとかヒドラがいました。

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・特典で貰える追加DLCキャラのアルルゥは強い。

・メインシナリオの敵はLV固定で、フリーマップはLVが育ち具合と同程度

・属性・エレメントサイクル・チェーンストック・向き・ZOCとかそこら辺は前作と同じような感じみたいです

・アドベンチャーパートは本編に関してはフルボイス

■その他質問
○ステージクリア後のランクで、もらえるアイテムはどう変化しますか?
ランクはSが最も高く、Cが最も低いです。
Sは主に改造系や回復アイテム系、Cは主に装備系がもらえます。

○ハミルの覚醒時に暴走しますが…
いつもある一定の確率で暴走の危険をはらんでいます。

○出撃数は最大いくつですか?
マップによって違いますが、10+象+象車(合計12)です。

■実際にプレイしてみた感想

で、まあ15分くらいは実機を触らせていただきましたが、ストーリーも見ていない、キャラに感情移入もしていない状態でSRPG触っても、面白いともつまらないとも言えず、「うーん」って感じですが、

・総じてレスポンスは良いような気はする

・R1、L1(だったかな?)での「未行動キャラ切り替え」でポンポン切り替え&行動できるので比較的快適、SRPGとして操作でイラつく事は少ないと思われる

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・象車の荷台部分に同ターン内で何人も収容は可能(各キャラの行動で収容完結するので)だが、出撃は荷台部分の行動なので、1ターン中に最大1人しか出せない仕様(だと思われる)。それと必ずしも荷台の隣ではなく、もう少し遠くの方にもキャラ出す事は可能(出撃キャラの移動歩数分なのかな?)

・象さんは真正面の敵へしか物理攻撃できないっぽい。真横へは無理? なので、どうしても象で物理攻撃したい場合は向きを変える必要がある。

・象さんは1ターンで移動できるマスが少な目(4マスくらい?)

・象に誰か乗った時は、パラメーターは大きい方が適用される。HPはキャラ+象で、攻撃されたら象の方から減ってく

・敵のアルゴリズムや難易度関係は不明

・あの敵が範囲魔法使ってくるからどこまで移動するか、的な詰め将棋部分がゲームの核としてどの程度重要なのか不明(シビアなのか、適当でも大丈夫なのか)

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・今作から搭載の全体マップが便利なようであまり便利じゃないような気も…。あまりちゃんと確認して無くてすみません。

なんか全体マップ開いたままキャラ動かすのが出来たのか出来なかったのかどうやるのか、キャラ選択した時にどこまで移動できるのか等は分かるけど、魔法がどこまで届いてとか、あるいは全体マップで敵選択した時にどこまで移動範囲があって、その敵の魔法範囲がどこまで届くのか等の表示があるのか無いのか、そこら辺どうなってるのかよく分からなかった。というか某FEと比べていまいち直感的じゃないような?

※体験版で確認してみてください。

・キモである「エレメントサイクル」4属性&3属性のいわゆるジャンケン的な3すくみ、4すくみ部分で、今のターンはどの属性が好調でどの属性がピンチか…は把握できる。が、べつにMAP上で好調キャラが特に光ってたりステータス表示が何か目立つ表示変化してる訳では無いので、頭の中で「ああ、このキャラは風だから、今攻撃すると強いのか…」といちいち覚えていないと駄目。ま、実際に遊ぶ分にはすぐに覚えちゃうと思うので問題無いとは思いますが…。

・次のレベルまでの経験値が数値ではなくメーターでしか把握できない(多分)ので、LV上げを強要&効率よくやる必要があるSRPGでそこら辺はどうなのかな? と思わなくもない。

ま、SRPG部分に関しては、目立って駄目な部分は無いけど、「おお」と思う部分もあまりなく。あ、でもステージ中に罠とかあるのは(いい意味で)気になるし、象さん及び象の荷台によるキャラ入れ替えで戦術どう変わってくるのかは興味あるなー。大型モンスが沢山出てくるらしいのもいいなー、という事で、

結論としては「SRPGとして面白いかどうかは分からない」「ゲーム画面、及びゲームプレイ動画見ただけの未プレイ状態の皆さんと多分ほぼ同じような状態」だけど、なんとなく興味は持った(特に象さんに)とかそんな感じ。こういうのは最低、半日くらいは遊びたかったw なんも参考にならなくてすまん。

■アドベンチャー部分に関して

アドベンチャーパートに関してですが、どの程度シリアスなのかコミカルなのか、果たしてストーリー的に燃えるのか? 萌えるのか? キャラに感情移入できるのか? こういった系のSRPGはシステムも重要ですが、むしろそっちの方が重要だと思います。

が、もちろん全然見ていないので(一番最初のだけは見ました)、さっぱり分かりませんw

ま、シナリオが前作と同じ方で、前作のストーリーは好評なので、そこら辺はあまり心配していませんが。

この記事は ティアーズ・トゥ・ティアラII ブロガーデモンストレーションに参加して掲載されています。本企画への参加および記事掲載に対する金銭の報酬はありませんが、おみやげを受領しています。また記事用に配布された画像素材を用いて作成されています。なお事実誤認の修正ならびにこの文章の掲載以外、メーカー等から記事の内容への関与は一切ありません。

Reviewed by 箱一おいしいお on 2013年8月28日